だる重もな梅雨時期にはこれ！骨盤底筋にも働きかける下半身血流ＵＰ「股関節ほぐし＆ストレッチ」

梅雨の時期の特徴と身体への影響

湿度・気圧の変化

梅雨は「低気圧」の気候になります。気圧の変化を感じるだけで身体は「ストレス」と判断し、自律神経（交感神経と副交感神経）のバランスが乱れ始めます。
その結果、血管の拡張や収縮が不安定になり、血流やリンパの流れが滞りやすくなります。余分な水分を溜め込みやすくなる為、浮腫みや身体のだるさを感じやすくなります。また、日照時間が少なくなることで、気持ちの面に影響を与えることも。なんとなく元気が出ないな…そんな気持ちになりやすいのも、梅雨ならではです。季節に寄り添いながら、身体も反応しているんだな、頑張り過ぎないように、受け止めていきましょう。

一時的な筋力低下も

雨が続くと外出が減りがち。本当は外に出た方がいいけれど、雨が降っているから…とその日の予定をキャンセルすると、運動の機会が低下し、筋力低下に繋がります。
歩くという動作を取ってみても、股関節周囲や骨盤周辺の筋肉を使う機会が減り、筋力が衰えやすくなります。

身体が湿度に慣れていないこの時期にエアコンの中にいる時間が増えてくると、下半身の冷えを感じやすくなります。股関節を動かしたり、お尻の筋肉（大殿筋：だいでんきん）という、身体の中でも比較的大きな筋肉を動かしておくと、効率よく巡りや冷えを改善させることができます。お尻の筋肉と骨盤底筋の筋肉が繋がっている為、骨盤底筋の筋力をＵＰさせることにも繋がりますよ。

股関節ほぐしをしながらお尻の筋力ＵＰ

１、両手の平を大きく広げ、四つん這いの姿勢になります。肩の下に手首、骨盤の下に膝を置きます。足のつま先も立てておきましょう。

２、右脚を浮かして、膝で大きな円を描くようにしながら、股関節をほぐし始めます。お尻の筋肉を使っている感覚や、脚が重たいなと感じる方もいるかもしれません。脚の付け根から回している感覚で、反対回しも行ってみましょう。

３、息を吸いながら、脚を大きく後ろに蹴りだします。吐きながら真っすぐ下に降ろし、かかとを遠くに下ろすようにしながら、身体全体を後ろにスライドします。アキレス腱をほぐすイメージで、余裕が出てきたらお尻からかかとまで、巡りをよくするよう繋がりを感じながら動いてみましょう。呼吸に合わせて繰り返しましょう。

４、反対側も同様に行います。
 

詳しい内容は、こちらの動画からもご覧いただけます。